休日は必ず息子の友彦を連れ、調布飛行場へ行き、ぼんやりと過ごす三井田久志。

秋田で殺された飯島老人は、なぜ各地の八幡神社を巡っていたのか?浅見光彦は秋田、広島、兵庫、熊本と老人の軌跡を追い、その半生と決して癒えることのない戦争の傷痕を知る。

「旅と歴史」の依頼で長野県中野市に向かったフリーカメラマンの小内美由紀は、自分と同じ姓に魅かれて、小内八幡神社を訪れる。

バイト先の店長に惚れ、大学を辞めそうな勢いの従姉を救いたい(「泥棒猫リターンズ」)。

「…しん、おう…まる、盗まれた、んです」。

浅草東署には、やり手だが曲者の刑事が集まっている。新海悟もその一人だ。

安曇野・穂高で地元神楽衆の舞い手が刺殺される。遺体の耳は削がれ、「S」の血文字が残されていた。

都筑作品でも人気の“近藤・土方シリーズ”が遂に復活。贋札作りをめぐり巻き起こる奇想天外アクション小説。

武人の魂を持ち続けた絵師海北友松。浅井家滅亡、斎藤利三との友情、本能寺の変…。

富士山麓のイチゴ農家を舞台に描く、<日本の家族>の明るい未来図!感動長編

ヘッドハンターとして経験を積む小穂に、かつて自分を追い出した父の会社が経営危機という情報が入り――予測不能のビジネス小説。

かけひき、裏切り、騙し合い――新米ヘッドハンター・小穂が、一流ビジネスマンを相手に奮闘する、サスペンス&感動の連作短編集。

十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由は、実は桜の狂い咲きだった?「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父が突き付けた条件は、その真相を探ること。

もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。

晩年に建仁寺の「雲龍図」を描いた男・海北友松の生涯とは。

様々な依存症に苦しむ人々を救う『治し屋本舗』。

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。

元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。

高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。

小さな会計事務所で働く鶴峯裕は同い年の妻・志保と共働き、四歳の長女・莉枝未ともうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、バタバタの日々を過ごしている。

こうして書棚の秘密は私とB、 二人だけのものになった―― ハリウッド俳優Bの泊まった部屋からは、決まって一冊の本が抜き取られていた。

時は大正時代、東京府――。

脱獄すれば目玉が飛び出す“アイポッパー”というマイクロ・チップが埋め込まれ、逃亡不可能と言われる囚人収容施設“キャンプ”の囚人たちに、千載一遇のチャンスが!?ツバメは囚人仲間のミユキ、モモと、なぜかついてきた連続少女暴行殺害犯の川原昇とともに、自由を求めて

古くから娯楽の中心として発展してきた映画は推理小説と相性が抜群で、『第三の男』『オリエント急行殺人事件』『薔薇の名前』『犬神家の一族』『砂の器』など、ミステリー小説が原作の名画は枚挙にいとまがない。

市長の秘書が殺された。

都内某所にひっそりと佇む洋館。

捨て子という生い立ちが、美しい容貌に影を落としていた―。

男性医師が子供を宿した状態で殺された。不妊治療の名医は自らの体を実験台にしていたが、何者がどんな理由で殺害したのか―。

公事宿「巴屋」に、常陸の百姓が年季証文を持ち込んだ。

こんな時、どうしますか 同級生の母親の不倫現場を目撃してしまったら 姉の婚約者が、ある犯罪の常習者だったら……。

中学時代に好きだった少年の三回忌で彼の日記を譲り受けたあさぎ。

新宿西口バス爆破事件に巻き込まれた作家志望の北村悟は、思いがけないことから大金を手にした。

一九四三年、上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。

護送中に逃走した受刑者をめぐる捜査を端緒に、警視庁捜査一課、棟方国雄と目崎敦史の、身命を賭した闘いの火蓋が切られる!棟方は息子の、目崎は父の、それぞれ無念を晴らすべく、真相を求めて敢えて“逸脱捜査”に突き進む。

戦後、日銀から消えた二〇万カラットのダイヤモンド。

朝からゴルフ、夜まで豪遊。札束で膨らんだ“お車代”。

放火大量殺人の実行犯を検挙した刑事隼野一成が捜査本部に帰還し、拍手で迎えられたのも束の間、犯行グループから予告状が届く。

大手建設会社営業部の桑名が全身を針金で縛られた水死体で発見された―。

闇将軍との死闘で岩倉が深手を負った。

ダイエットは運動と食事制限だけではない。

宮部みゆきさんの書き下ろし短編「人・で・なし」を読んだ辻村深月さんが「ママ・はは」を書き下ろし、その辻村さんの短編を読んだ薬丸岳さんが「わたし・わたし」を書き下ろし…バトンは東山彰良さん、宮内悠介さんへ。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。

台北の紋身街は、日本でいえば新宿・歌舞伎町一番街の一角か、あるいは渋谷センター街の裏路地か――世界中のどの街にも必ず一本はあるだろうと思われる、細くて小汚い、猥雑な通りだ。

ゲーセンで若い女性が転倒して死んだ。

月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。

ジェニーは家庭医として成功を収め、3人のティーンエイジャーの子供を持ち、脳神経外科医の優しい夫がいた。

ギャンブル漫画の金字塔『カイジ』映画化第3弾は原作者福本伸行自ら脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。

二〇三〇年、日本は投薬、治療、体調管理までを担う画期的なAI「のぞみ」に社会を委ねていた。

誠実だけが取り柄の地味な子爵令嬢コニーは、とある夜会で婚約者を奪われ、窃盗の罪まで着せられる絶対絶命の窮地に陥っていた。

相続鑑定士の三津木六兵の右肩には、人面瘡が寄生している。

かつて『新青年』誌上で日本の読者を魅了した英国二大作家の短編が、妹尾アキ夫の名訳で21世紀によみがえる。

姉はなぜ死んだのか―その答えを探るべく、アマンダは警察官になった。

二人の男と一人の女。三人に降りかかる謎の怪死事件。

「パーク・ライフ」(芥川賞)、「東京湾景」、「最後の息子」(デビュー作)、書き下ろし「自伝小説2」、単行本未収録作など、全14作品を収録。

広く金の価値を知らしめるべく、あえて賄賂を推奨する田沼意次。目通りを願う列は、日に日に延びていく。

華やかさと古き良き時代の面影が混在する代官山。

怠惰な魔女と捨てられた幼子の不器用で愛しい共同生活。 町外れの森に住む魔女エリシア。

美しく平和な小国で、王城にメイドとして仕える少女、恋塚愛理。

私立高校で人気女性教師が誘拐され、72 時間後に始末するとネット動画で予告された。3年生の黒川のもとに「誘拐の謎を解け。

小学三年生の詩穂と紗江子は親友同士だったが、紗江子の母の再婚相手である義父と詩穂の母が失踪、駆け落ちと見られていた。

圧巻のスパイサスペンス、「十三階」シリーズ第3弾! 警察庁の公安秘密組織『十三階』。

ミステリーの協演を味わい尽くす!最旬15作家による魅惑のアンソロジー上巻。

バー“森へ抜ける道”に集う、マスターの島、工藤、山内のヤクドシトリオには、実は秘密がある。

多額の借金を抱える看護師の小河恵。

罠に嵌められた社長を救うため、乗っ取られた会社を取り戻すため、四十七人の社員が企てた驚愕の計画!令和忠臣蔵。

八ヶ岳南麓の高原で暮らす都会からの移住者たち。ある朝、蛇口から流れる水が薄茶色に変じていた。

片山たちは目の前で起きた一家心中から浜中美咲という少女を助け出すも、美咲は姿をくらませてしまう。

新宿署の刑事・鮫島は、捜査中に北新宿のヤミ民泊で男の銃殺死体を発見した。

第1回氷室冴子青春文学賞・大賞に輝いた傑作小説! いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。

六月半ばの日暮れどき、ダートムアの採石場で、スコットランド・ヤードの敏腕刑事ブレンドンは、絶世の美女とすれ違った。

名ヴァイオリン職人のジャンニは、ヴァイオリン製作学校の講師でもある。

スリルと謎に満ちた24時間!人気アイドルが一日署長を務める日、彼女の薬物使用の密告が入る。

明治三十年代、女学生・塔子は、気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた。

それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。

越すか、越さぬか――。ここは人生の峠を迎えた者に決断を迫る場所。

ぞっとするほど美しく、息を呑むほど恐ろしい。恩田陸の“最新型”がここにある。

美貌の青年・藍沢結人は、ひとつの街ではひとつの恋しかしないと決めていた。

それは人間の進歩を証明する、栄光に満ちたミッションのはずだった――。

美術教師が殺害された事件を追う女刑事。彼女と事件を繋ぐのは、少女の写真をアップしているアングラサイトだった。

黄昏の東京――。鞠谷雛子は、周防馨は、電柱の陰の、交差点の向こうの、ふとした廃墟の様相に“死者"を見る。

1944年、ナチス占領下のフランス。

築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

国土交通省「幽冥推進課」――国土開発の妨げになっている地縛霊などを立ち退かせる、不思議な部署。

尾瀬ヶ原が広がる群馬県利根郡片品村で歩荷をしていた祖父に育てられた江藤瞬一。

遠い未来、人類を含む天の川銀河の知的生命体による文明群は“水ー炭素生物連合”を結び、人工知性の文明ネットワーク“知能流”に対抗していた。

白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。

失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の3人が辿り着いたのは瀬戸内海の小島だった。

出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。

親友の変死を目撃した山村瑞紀と、同じように弟が眼球を破裂させて亡くなった鈴木春男。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

つらい記憶を消してくれる都市伝説の怪人「記憶屋」。それに頼ることを選んだ彼らはどんな想いを胸に抱えていたのか―。

用賀バラバラ殺人事件、発生。被害者は若手超敏腕編集者・森野啓介(25歳)。

スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。

薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。

効率的かつ公平な取り調べを目的として新設された“特殊取調対策班”。

柳町北署管内にある神社の石段下で、若い男性の遺体が発見された。

古新聞に頭部を包まれ、口に13本の「仁」の金属活字を押し込まれた遺体が発見された。

東京の大学に通う早川ゆきは、同郷の恋人・原田と高知へ帰省する当日、自室で刺殺され、乗車予定のJR切符は消えていた!原田に疑いがかかる中、十津川と亀井は高知で地元の権力者であるゆきの父・秀典に会う。

東京都、二子玉川。